インドはカレーを食べる国。
インドにくると、どこを見渡してもカレー屋さん。
地域によってさまざまなスタイルで食べているので、インドにいて毎日カレーを食べても飽きがきません。
そんなカレーの国インドのムンバイ滞在中のときに、ランチで入ったターリーのレストランで食べたカレーが結構衝撃的だったのです。
カレーは辛いはずなのに、デザートのように甘いカレー。
私たちが食べたのは、グジャラートターリーだったのです。
何の知識もないまま、何もわからず注文したターリーは、未知なる味との出会いなくらい新しい体験となりました。
今回は、ムンバイ滞在中に初めて食べたクジャラートターリーについてお話しようと思います。
初めて食べたクジャラートターリー「Chetana Veg. Restaurant & Bar (1946)」
今から紹介するレストランは、
「Chetana Veg. Restaurant & Bar (1946)」というレストラン。
Chhatrapati Shivaji Maharaj Vastu Sangrahalaya(博物館)からほど近い場所に位置しています。
1946年に創業した老舗なんだとか。
ムンバイ市街地のフォートエリアに位置するレストラン。
インド門からだと、歩いて15分かからないくらいの距離にあります。
立地はすごく良く、周りのお店も結構お高めなレストランやブティックが立ち並んでいる敷居高めなエリアでした。
ウズベキスタンから飛んできた日本人の友達とムンバイで合流して、ランチを食べるために見つけたレストラン。
私はすでにムンバイに到着して3日が経過していたので、ムンバイのレストランには何か所かすでに行っていました。
だけど、友達はインド到着初のインドカレー1発目。
グーグルマップで気になるレストランの評価とレビューを確認しながら、私たちがいる周辺でレストランを探しているときにみつけた場所でした。
評価も4以上あり、中級クラスのレストラン。
お腹を壊す心配もないだろうと判断して、そのレストランに入っていきました。
入店したときはすでに14時をすぎ。
ピークの時間もすぎていたからか、店内は少し落ち着いた様子で空席もありました。

このレストランはターリー(インドの定食)をメインに取り扱っていました。
いろんな味が楽しめるだろうと期待を膨らませて注文。
だけどそんな期待を一気に裏切る形で、私たちはカレーを食べることに。
カレーが甘い?
このレストランはターリーをメインで提供していました。(アラカルトのメニューもありました)
各テーブルにターリーのメニュー一覧が置かれています。

上から
・グジャラートターリー 665ルピー
・ラジシャヒターリー 665ルピー
・ラジャスタニターリー 695ルピー
・クラシックターリー 845ルピー
店員さんがオーダーを取りにきたときに、「No spicy please」というと、メニューの1番上のメニューが辛くないとのこと。
店員さんの言う通り、「GUJARATI TALI(グジャラートターリー)」を注文することにしました。
このときはグジャラートターリーがどんなものか知らなかった私たち。
「観光客のためにも辛くないものも準備しているなんてさすがだな」
と、私と友達は安心していました。
注文をすると2~3分くらいでお皿と前菜がすぐにやってきました。

大皿に乗っているサンドイッチと揚げ物は普通でした。

奥の白い飲み物は甘くなくて酸味があるような飲み物でした。ラッシーなのかな?
手前にある緑の飲み物は、飲んだことのない不思議な味でした。
ハーブを絞って作ったようなドリンク。
数分したらスタッフが大皿に乗っている小皿に料理をついでいきます。

いろんな種類の料理が盛られてテンションがあがります。
世界で1番甘いお菓子と言われるインドのデザート「グラブジャムン」もついてきました。(写真の左側の丸い食べ物)
さっそく右のカレーからいただきます。
あれ…
甘い…??
私の知ってるカレーの味ではなく、砂糖のような甘さが口の中に広がります。
何かの間違いかと思い、もう一度カレーを口にしてみるもののやっぱり甘い。
友達と目が合い友達がこう言いました。
「カレー甘くないか?」
私と同じことを感じたみたです。
カレーは辛いもの。
カレーに甘いと言う概念がなかった私たちに、想像を超える刺激的な甘さのあるカレーに対して豹愕してしまいました。
思わず食べていた手が止まってしまった私たち。
インドのカレーってこんなに美味しくないのか?
と2人で驚きが隠せませんでした。
しかも、ターリーの値段が665ルピー(日本円で1200円くらい)。
インドのレストランの中だと結構いいお値段します。
ターリーの中にある他のカレーで甘くないカレーもありましたが、全体的に甘い印象のあるカレーの味に私たちの口には合わず。
「インドはこんな味のカレーばかりなのか」
とショックを隠せない私たち。
このターリーを食べた後の数日間はカレーを食べずに、KFCやマクドナルドを食べて過ごしていました。
それくらいクジャラートターリーは、私たちには衝撃的な味の出会いとなりました。
クジャラートターリーは甘さが特徴の料理
後で知ったのですが、私たちが食べたクジャラートターリーは辛さ控えめで、砂糖を加えた甘さが特徴の料理。
※クジャラートは、ガンディーナガルやアーメダバードの都市があるインド北西部の州のこと。

私たちが「辛さが少ないカレーがいい」と注文したために、わざわざノンスパイシー向けに作ったカレーに大量の砂糖を入れて作っているのかと思っていました。
クジャラート料理自体が、元々甘い味付けだったとは…
今回カレーはただ辛いだけではないということを体験できてよかった。
だけど、私はやっぱり砂糖甘いカレーよりもスパイスの効いたカレーが好きだなぁ。
残念ながら、私たちが食べたレストランのクジャラートターリーは、私たちの口には合いませんでした。
店舗情報
◆Chetana Veg. Restaurant & Bar (1946)
34, K Dubash Marg, Kala Ghoda, Fort, Mumbai, Maharashtra 400023 インド
営業時間:12時00分~15時30分、19時00分~23時00分
定休日:なし
電話番号:+912222844968
【公式ホームページ】Chetana Veg. Restaurant – Mumbai
味覚は人それぞれ
インドのムンバイ滞在中に、初めてクジャラートの料理を食べました。
ノンスパイシー向けにあえて砂糖を入れて辛さを調整していたと思いきや、クジャラート料理自体が甘い味付けということを知らなかった私たち。
地域によって食材や味付けが違うインドのカレーを体験できることは、とても貴重だと思っています。
初めて食べたクジャラート料理で美味しいと感じられなかったけど、機会があればまたクジャラート料理に挑戦して改めてどんな味だったのか検証してみたいです。
甘いカレーじゃなくて甘いケーキを食べたい人は、Chetana Veg. Restaurant & Bar (1946)の近くに、美味しいチーズケーキ屋さんありますよ。
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